言 葉よ み意味について出典
雨鷽あまうそウソドリの雌。雌は雨を呼び、雄は晴を呼ぶという。日本国語大辞典
雨蛙あまがえる体長4cmほどのアマガエル科の小型のカエル。指先の吸盤がよく発達して木や草に登る。周囲に合わせて体色が変化する。
昔々、いつも親にさからってばかりいる雨蛙の子がいた。死期の近いのをさとった親蛙は、子を呼んで「死んだら川のそばに埋めてくれ」と頼む。そうすれば山に埋めるに違いないと思ったのだ。
しかし心の中ではこれまでの親不孝をすまなく思っていた子蛙は、最後ぐらい親の望みを叶えてやろうと、言われたとおり川のそばに埋めた。
だから今でも雨が近づくと、川水があふれることを心配して蛙が鳴くのだという。→雨の昔話
雨のことば辞典
雨傘蛇あまがさへびコブラ科の有毒ヘビ。中国南東部、台湾の野原や水辺に住み、毒性は強く、噛まれると死亡率が高い。灰白色と黒褐色の横縞からなり、体長1.3mに達する。日本国語大辞典
雨黒燕あまくろつばめ鳥、「あまつばめ(雨燕)」の異名。日本国語大辞典
雨乞い鳥あまごいどりカワセミ科の鳥。アカショウビンの別名。
夏日本に渡来し、渓流の近くに棲む。梅雨時によく鳴くのでこの異称がある。
雨のことば辞典
雨乞鳥あまごいどり(この鳥が鳴くと雨が降るというところから)鳥「あかしょうびん(赤翡翠)」の異名。日本国語大辞典
雨乞蟇あまごいびき「あまがえる(雨蛙)」の異名。日本国語大辞典
雨乞虫あまごいむし「あまがえる(雨蛙)」の異名。日本国語大辞典
雨乞い虫あまごいむしアマガエルのこと。雨のことば辞典
雨燕あまつばめアマツバメ科に属する鳥の総称。ツバメに似ているが、さらに翼が長く、鳥の中でも最も空中飛行に適した形をもっている。繁殖時以外にはほとんど飛びながら過ごし、飛びながら眠ることさえし、昆虫を空中で捕食する。日本には、アマツバメ、メヒメアマツバメ、ハリオアマツバメの三種がいる。
アマツバメ科の鳥。全長約20センチメートル。ツバメに似て大きく、黒褐色で、くび、腰の部分は白い。アジア東北部で繁殖し、冬にはオーストラリアに渡る。日本には四月頃渡来し、海岸や山地の絶壁に巣を作る。曇天や雨降りの前などによく目にところからいう。
日本国語大辞典
雨燕羽虱あまつばめはじらみタンカクハジラミ科の昆虫。日外難読語辞典
雨鳥あまどり(雨降れば群飛す)アマツバメの古名。大言海
雨蟇あまびき雨蛙(あまがえる)の異名。日本国語大辞典
雨彦あまびこ(雨後に出ずれば名あり)蟲の名、ヤスデの古名。オサムシ、エンザムシ。大言海
雨龍あまりゅう中国における想像上の動物。雨を起こすといわれる。龍の一種で、とかげに似ているが、大型で、角がなく、尾は細く、全身青黄色という。うりょう。あまりゅう。みずち。日本国語大辞典
雨上がりのあひるあめあがりのあひる (雨にぬれたあとのアヒルの意から)容姿のみにくいさまをいう。日本国語大辞典
雨の魚あめのうお琵琶鱒の別称。サケ科の淡水硬骨魚で全長50cmになる。琵琶湖固有の種類で、秋になると河をさかのぼり散乱する。雨のことば辞典
雨虎あめふらし後鰓目アメフラシ科の軟体動物。体は卵図形、体表面は帯紫黒色の地に多くの白斑点あり。殻は小楕円形角質で薄く飴色。晩春より初夏にかけ黄褐色の卵塊を産み食用とす。外套腔に開口する色腺より出す濃紫色の粘液は染料となる。大辭典
雨降草あめふりぐさヒルガオ科の多年草,薬用植物。日外難読語辞典
雨降花あめふりばなヒルガオ科の多年草,薬用植物。またキキョウ科の多年草,園芸植物にもある。日外難読語辞典
雨鱒あめますサケ科の遡可性魚。日外難読語辞典
雨虎うこ蟲の名。霍山に産する蛙に似た蟲。雲雨の時出るといふ。大漢和辞典
雨波貝うばがいバカガイ科の二枚貝。日外難読語辞典
河童かっぱ川・池・沼・海などの水界に棲み、陸上も歩行する妖怪。-
雨久花みずあおいミズアオイ科の抽水性一年草。日外難読語辞典